酢の活用方法
酢を積極的に摂ることによって、健康を保つことができるとよくいわれますが、
無理をしてお酢の原液を多量に摂取すると胃を荒らしてしまいます。
1日おちょこ一杯くらいが良いといわれていますが、お料理に積極的に
取り入れることによって、気軽に摂取することができます。
料理に活用すると、以下の利点があります。
- 殺菌効果
- 腐敗防止
- 生臭さを抑える
- 脂っこさを抑える
- アクを抜く
- 軟らかく煮る
- 色を鮮やかにする
- 減塩
- 食欲増進
- ご飯
- 玄米を炊くとき、酢を入れると美味しくてやわらかく炊けて、痛みにくくなります。
おにぎりを作る際、手水に酢を入れて握ると傷みにくくなります。
- 挽肉
- ハンバーグや肉団子などのひき肉をこねる際に、少量の酢を加えると、酢のうまみでジューシーになります。
- 魚
- イワシや鮎などを丸煮するとき、酢を加えて煮ると骨までやわらかくなります。
魚を焼くとき、皮に酢をかるく塗ってから焼くと、網にくっつきにくくなります。
子持ちししゃもを焼く時も、酢水で一度洗ってから焼くと腹の部分があまりはぜません。
- エビ・カニ
- 塩と少量のお酢を加えてゆでると、臭みがぬけて、風味がよくなります。
- 海藻
- 昆布を煮るときに少量の酢を入れた水に浸して吸わせておくと、早くやわらかくなります。
海藻と酢の組み合わせは理想的な食です。積極的に食べましょう。
- いり卵
- いり卵はなべにくっついて困りますが、かきまぜるときに少量の酢をたらすと
なべにくっつかず、ふんわりと仕上がります。
- キャベツ
- キャベツのせん切りを水にさらしたときの臭いが気になった時
少量の酢をたらすと、臭いが消えます。
- 大根・人参
- 大根おろおしは時間が経つにつれて、変色したり味が落ちてしまいますが、
お酢をたらしておくと味が長持ちします。人参やきゅうりの中にはビタミンCを破壊する酵素があるといわれています。
大根と人参のなますをつくるときは、先におろした人参に酢をたらしてから、大根と合わせるようにします。
- 野菜のあく抜き
- ゴボウやレンコンのささがきには酢水の中にささがきを切って入れていきます。
- 白く仕上げる
- カリフラワーやもやしなど、茹でるときに酢を少量たらしておくと 白く仕上がります。
- 山菜
- ワラビ、ゼンマイなどの山菜にはアク(エグ味)をとるには、
米ぬかや米のとぎ汁でゆでて、
少量の酢を入れた水にさらすとアクがぬけます。
- ぬめりとり
- 里芋、アワビなどのぬめりは、同分量の水と酢を合わせたもので洗うとよい。
ゆでるときにも、大さじ一杯のお酢を加えると、
ぬめりがとれ、白く仕上がり、形もくずれない。
- 塩辛
- カツオの塩辛、イカの塩辛などにほんの少量の酢をたらすと塩味がやわらぎます。
塩っ辛い漬物も同様にすると塩味がやわらぎ美味しくなります。
- メレンゲ
- メレンゲの泡立ての際に、タマゴ1個に対し1〜2滴の酢を加えると、
しっかりしたメレンゲができます。
- チーズ
- 酢を浸した清潔な布でチーズを包んで、さらにラップで包んでおくと、
チーズをやわらかく、フレッシュに保存できます。