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酸性vsアルカリ性

酢や重曹をもっと上手に使いこなそう

重曹とお酢の性質や活用方法のページをまとめてみたものの、
いまいち、違いがわかりにくいので、今度は視点を変えて比べてみました。
そうすることによって、重曹とお酢を効果的に利用できるようになるだけではなく、
石けんへの理解をも深めることができるようになります。

pH
水溶液が酸性、アルカリ性かはpHで分けられます。

強酸性
pH3以下
弱酸性
pH5〜6
中性
pH7
弱アルカリ性
pH8〜10
強アルカリ性
pH11以上

胃液(1.5-2.0)
酢(2)
レモン(2.5-3)
木酢酢(2.5-3.5)

化粧水(3-6)
アルカリ飲料(3-4)
酒(4.5)
お茶(4.5-6)
皮膚(4.5-6)
コーヒー(5-6)

塩(7)
水(6.5-7.5)

血液(7.4)
にがり(6.5-8.9)
海水(8)
石けん(9.5-10.5)

重曹(8)
炭酸ソーダ(11)
過酸化ナトリウム(14)

特性
酸性は金属を溶かす性質があり、アルカリ性はタンパク質などを溶かす性質があります。
酸性は酸っぱく、アルカリ性は苦みがあり、触るとヌルヌルした感じがあります。
中性とは、どちらの性質も持たない水溶液のことです。

酸性アルカリ性
青色リトマス紙を赤変させる。
金属を溶かす。(鉄などが錆びる)
水溶液は酸味がある。
肌に触れると強い刺激をもたらす。
赤色リトマス紙を青変させる。
金属を溶かす。(アルミ、錫など)
苦味がある。
皮膚などのタンパク質を溶かす。

酸性
酢やクエン酸などの酸性は炭酸カルシウム、尿酸カルシウムなどの、無機塩を溶かすのに効果的です。 安価な醸造酢または穀物酢のホワイト・ビネガーと水を1:5の割合で薄めたものをスプレーに入れておくと いつでも手軽に使えます。もし落ちにくい場合はボロ布に酢をしみ込ませて貼り付けておくとよいでしょう。
原液を使ってもいいのですが、多くのお酢はpH2くらいの強酸性なので
物によっては溶けてしまう物もあるので、注意が必要です。
お酢臭くなるのがいやな方はクエン酸を使用してもいいのですが、濃度が濃くなりがちなので、 使い始めは薄目(2〜3%)の濃度で使用するようにしましょう。
石けんカス防止とアルカリに傾いた髪の中和には、2.5Lの水にクエン酸0.5gを溶かして pH3.2の水溶液で髪をすすぐとゴワゴワ感やキシキシ感が治まります。
お肌のリンス、化粧水の多くはpH3〜6の水溶液がちょうど良いといわれています。 ちなみにレモンはpH2〜3なので直接肌につけると刺激が強いことがわかります。

強酸性
強酸性とはpH3未満のものを指します。
細胞膜を分解したり、細菌や微生物に必要な酵素を分解する作用があり、
トイレの洗剤(塩酸)などがこのタイプです。
他には、医療現場の殺菌・除菌や手洗いに使用されています。
強酸性の洗剤を使用する時の注意点としては、
使用する場所や物によっては傷めたり溶けてしまったりするので注意が必要です。
特に風呂場でのタイルの目地の部分は溶かしてしまうので酸性洗剤は使用できません。

アルカリ性
アルカリ性は油やタンパク質などの有機物の汚れに効果があります。 しかし天然ゴムやアルミニウムはアルカリに弱いので使用できません。 また、弱アルカリといえど長時間付着したままにすることは、ものによってはいろんな影響がでることも考えられるので、 できるかぎり、すみやかに拭き取るようにしたほうが安心です。

強アルカリ性
強アルカリ性とはpH11以上のものをいいます。アルカリ性洗剤を触ってぬるぬるするのは 皮膚のタンパク質を溶かしているからなので、高アルカリ性ともなると触れないほど危険なので、 使用の際はゴム手袋をするようにと必ず注意書きがあります。 市販されているお風呂のカビ取り、換気扇用、窓ガラス用などの専用洗剤の多くは強アルカリの助剤が使われています。 アルカリ性の助剤には塩素系漂白剤や水酸化ナトリウムがあり、中でも水酸化ナトリウムは強力で劇薬に指定されているほどです。 塩素系漂白剤などの塩素系洗剤に酸性を混ぜると塩素ガスが発生するのでとても危険です。 過去にも死亡事故が起きたことがありますので、塩素系洗剤に酸性洗剤や酢、クエン酸等を混ぜることは絶対に避けなければなりません。

中性
中性洗剤とはpH6〜pH8のもので、食器洗いなど比較的長時間手で触れる洗剤に多くみられます。 しかし本来の汚れを落とす効果があるのはアルカリ性なので、中性洗剤とは合成の洗剤と理解していいでしょう。
銅はアルカリ性にも酸性にも耐性がないそうなので、なるべく中性洗剤を用いるようにします。 塩ビ系床材、リノリウム系床材などの多くの床材の手入れも、中性洗剤を使用するようにします。
水のpHは地域に差はあるものの、pH5.8〜8.6(水道法に基づく水質基準、快適水質の目標値は7.5程度)の中性なので 汚れがひどくない限り水ぶきで済ませるようにします。 もし、汚れがひどくなったら薄い重曹水で拭き取ります。 最後に薄い酢水で拭き取って仕上げるとすっきりします。
石けんでアルカリ性で開いたキューティクルは、酢リンスやクエン酸リンスで元の閉じた状態に戻すことができ、 洗髪後のゴワゴワ感やキシキシ感を緩和することができます。

石けん
石けんはアルカリ性が皮脂などのタンパク質と結合して溶かす性質を利用したものなので、
アルカリでのみ、汚れ落としの効果があります。
しかし高pHだと「浸透による角質層障害」がおこりやすいといわれ、 低pHだと「浸透による脂肪溶解」がおこりやすいといわれます。 pH9.5〜pH10.5の間でのみ、どちらの作用もおこらず、老廃物として存在する角質・遊離脂肪酸・雑菌などを、きれいに落し、 肌に必要な角質・皮脂・水分などは除去しません。 まさに弱アルカリである石けん(pH9.5〜pH10.5)がそれを実現しています。
人間の肌は弱酸性(pH4.5〜pH6.5)なので、石けんで顔を洗ったり、シャンプーしたりすると、 一時的に肌がつっぱったり、髪がきしんだような感じになりますが、これは肌や髪がアルカリ性に傾いたためです。 私達の肌はちゃんと皮膚を守る機能が備わっていて、健康な肌だと、 自然の皮脂線から分泌される脂肪酸でもとの弱酸性に保つようになっています。
しかし、いつまでもアルカリ分を肌につけておくわけにはいかないので、 洗顔の時には、こすらずに泡で軽く包むようにして顔を洗い、 時間をかけて、ていねいに石けん成分を落とすことが洗顔の基本です。
もし、肌のつっぱりや、髪のきしきし感が気になる方は、 アルカリ性とは逆の弱酸性のリンスや化粧水で中和して、弱酸性を保つようにするといいでしょう。
最近では弱酸性シャンプー(合成)が人気ですが、 弱酸性で汚れを落とす仕組みはマイナスイオンを利用したものといわれています。 マイナスイオンを帯びた肌や髪は静電気などが発生するので、 これを中和するためにプラスイオンのリンスや化粧水がセットで販売されています。
結論として、石けんシャンプーと合成シャンプーは汚れを落とす仕組みが違うので、 それに見合った手入れが必要なことがわかります。

温泉
アルカリ性は皮膚の角質層を軟化し、分泌物を乳化する作用があるために
肌を滑らかにする効果があります。
日本にある温泉の多くは重曹泉(アルカリ性)で入浴後に肌がすべすべになるので「美肌の湯」とも呼ばれています。 しかし、高アルカリ性泉ともなると「古い角質を溶かす」とまでいわれ、 「角質ケア」と捉える人もいますが、過度にやりすぎると皮膚を溶かすことになるので、何事もほどほどにというのが原則です。 また、重曹泉は「冷えの湯」または「清涼の湯」ともいわれます。これは皮膚表面から水分の発散が盛んになり、 体温が放散され清涼を感じるためです。乾燥肌の方は特に入浴後の保湿剤によるケアが必要です。

一方、酸性の温泉には酸性泉(明ばん泉)があります。この泉質を持つ温泉は少ないのですが、 殺菌力が強く「皮膚病の湯」、「カサの湯」とも呼ばれ、頑固な水虫や湿疹、 白癬(はくせん)症、トリコモナス膣炎、疥癬(かいせん)等に効果があるといわれています。 有名な草津温泉は強酸性泉でアトピーに悩む方が長期間の湯治生活を送る代表的な温泉地です。 しかしpH2以下のいわゆる強酸性は、肌にしみる強い刺激があり、場合によっては 湯ただれを起こすことがあるので、入浴後はシャワーなどで洗い流す必要があります。 また、高齢者、皮膚の弱い人には向かないといわれています。
時間も金の余裕のない方は、家庭で手軽に温泉を楽しむ方法があります。
重曹泉は沸かしたお風呂の中に重曹をひとつかみ入れると、同じ効果が期待できます。 好みでお塩を同分量入れてよく混ぜて入浴すると塩の保温効果が期待できます。
酸性泉は湧かしたお湯の中にコップ1杯の酢を入れます。酢には発汗作用があるので体があたたまります。 もし体臭予防だけでしたら、お風呂の中におちょこ1杯だけ入れて入浴するだけで、 汗などのアンモニア臭(アルカリ)が気にならなくなります。
もし水虫退治(虫ではなくカビです)のように体の一部分だけの場合は、 洗面器半分のお湯にコップ1杯のお酢を入れて足を30分浸します。 これを毎日続けます。ガンコな水虫にはお酢の量を増やすと良いでしょう。
くれぐれも酸性の殺菌力に頼りすぎて、く肌を無菌状態にしないようにしましょう。 もともと肌には自然の治癒力というものが備わっているので、
その治癒力を育てることもスキンケアなのです。


私達が食事をして口の中に食べかす(有機物)が残ると、細菌がそれを分解し酸を生産してpHが低下します。 虫歯は口の中が酸性になることにより歯が溶けて穴があいたものです。 通常は唾液(弱アルカリ)で口の中のpHをコントロールしてくれるのですが、 甘いものを取りすぎると間に合わなくなり虫歯になりやすくなります。 虫歯を防ぐには口の中の食べかすを早めに取り除いて唾液の分泌を良くすることが大事です。 食事の時に良く噛むとアゴが発達し、唾液の分泌が活発になることはよく知られています。 また界面活性剤入りの歯磨き粉で歯を磨くと、口の中は乾燥し酸性に傾きやすくなるといわれていて、 最近は水、または塩水で歯ブラシをする人が増えてきています。 それにしても皮膚トラブルの原因になる合成界面活性剤での歯磨きは、成分が口の中の粘膜に触れるのも怖くなります。 私は重曹で歯磨きをしていますが、なかなか快適です。

まとめ
こうしてみると酸性とアルカリ性は私達の日常のいろんな場面で活用されていることがわかります。 また、それぞれの特性を知ることにより、もっと上手に暮らしに生かすこともできるようになります。 たとえば、私達の肌が、pH4.5から6.0の弱酸性に保たれていること。 石けんがpH9.5〜10.5で、洗顔によりアルカリに傾いた肌をもとの弱酸性にするために、 市販の化粧水の多くがpH3〜6で調整されていること。化粧水を手作りする人にとっては、とても参考になります。
お掃除には重曹とお酢を使い分け、時には石けんに重曹を加えてより効果的に汚れを落とすなど、 使い方次第で市販の専用洗剤に頼らず、石けんや洗剤の使用量を減らして有機物による環境負荷を少なくしましょう!

出典:
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
酸とアルカリ
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